ベッドでの体位変換・反対側に向かせる寝返り介助の方法【全介助】
2010 年 7 月 26 日 月曜日今回は、ベッドで体位変換を行う時の介助方法についてお話します。
まず、介助の前に、ベッドの高さを少し高めに調節しましょう。
その方が大きく体をかがめる必要がなくなり、作業がしやすくなります。
☆寝返り介助の方法【反対側】
① 介助を受ける人に両膝を立ててもらいます。
自力で立てられない場合は介助者が手を添えます。
② 立てた膝と肩に手をかけます。
介助者が力が弱い場合や介助を受けるのが大きい人の場合は、
片方の膝をベッド上に乗せて行うと力が入りやすくなります。
③ 肩と膝を押します。
肩と膝を同時にやさしく押します。そのとき、そのまま寝返りをさせると、
ベッドの柵にぶつかってしまう場合は、一度介助を受ける人の体を手前に
ずらしてから行いましょう。
押す時は、体重移動をうまく利用しましょう。
手の力だけ押さずに、自分の体重を押す方向に乗せて
体ごと前に出すようにして押すと楽に動作が行えます。